TOPより深く学ぶ > ノンフリート等級が変わると保険料はどのくらい変わるのか?

ノンフリート等級が変わると保険料はどのくらい変わるのか?

ノンフリート等級自動車保険では、過去に事故をしたことがあるかどうかで等級が変化し、それにもとづいて保険料が変わっていくことは先に述べたとおりです。では実際、どのくらい変わるものなのでしょうか。

ノンフリート等級は1~20まであります。初めて自動車保険に入るときは「6」からのスタートですが、等級が「4」以上であれば保険料は割引になり、「3」以下だと割増になります。下記が、今まで損害保険料率算出機構によって定められている料率です。

等級 料率 割引/割増
1 +52% 割増になる料率
2 +26%
3 +10%
4 -1% 割引になる料率
5 -10%
6 -17%
7 -23%
8 -28%
9 -33%
10 -37%
11 -40%
12 -44%
13 -47%
14 -50%
15 -52%
16 -55%
17 -57%
18 -59%
19 -61%
20 -63%

等級によって52%の割増~63%の割引ですから、けっこうな差があります。基準となる料金を仮に1万円としたとき、1万5,200円支払わなければならない人と、6,300円でいい人がいるということです。2倍以上の差ですね。

事故を起こした場合、次の年には等級が3つ下がります。6からスタートした人の場合、等級は「3」になり、10%の割増料金になってしまうのです。なお、これは「事故1件につき3つ下がる」ということですので、初年度で2件以上の事故を起こしてしまうと一気に最低の等級まで落ちてしまうことになるのです。

事故を起こさずに契約期間を過ごせば、1年につき1ずつ等級はあがっていきます。6からスタートして無事故で3年を経過した人は4年目には等級が「9」になりますから、33%、料金を割り引いてもらえるわけです。

さて、上記の料率ですが、2012年4月から改定が予定されています。

ノンフリート等級は事故のリスクを考えて算出されていますが、一方で実際の事故の有無にはかかわらず、等級が同じであれば同じ料率になります。ですが、まったく無事故のまま年数を積み重ねて等級が上がって10等級になった人と、前年の事故によって等級が下がった結果10等級になった人を同列に扱ってもよいのでしょうか。実際の事故の有無を反映しなければ、等級だけではリスクの実態とあっていないのではという指摘があり、改定が行われることになりました。

具体的には、7等級以上の等級について、無事故の契約者と、事故のあった契約者とで異なる料率を適用することになりました。新しい料率体系は以下のとおりです。

等級 無事故料率 有事故料率 割引/割増
1 +64% +64% <p >割増になる料率
2 +28% +28%
3 +12% +12%
4 -2% -2% <p >割引になる料率
5 -13% -13%
6 -19% -19%
7 -30% -20%
8 -40% -21%
9 -43% -22%
10 -45% -23%
11 -47% -25%
12 -48% -27%
13 -49% -29%
14 -50% -31%
15 -51% -33%
16 -52% -36%
17 -53% -38%
18 -54% -40%
19 -55% -42%
20 -63% -44%

無事故のあいだは無事故の料率が適用され、事故があると以後3年間、有事故の料率となります。

たとえば、現在10等級の人は45%の割引率となりますが、事故を起こした次の年は3等級下がって7等級の、有事故料率20%となります。その後、無事故であれば等級は8、9と上がっていきますが、料率は有事故料率のものとなるため、2年後は21%、3年後は22%の割引率になります。4年後に、もとの10等級に戻ったときから、無事故料率が適用されます。

この新しい料率体系は、無事故の契約者は全体に保険料が下がる一方、事故があった場合の以後の保険料はより上がることになっています。

事故を起こしても等級が変わらない場合がある?

事故を起こしても、等級が変わらない場合があります。ひとつは、事故を起こしたという事実はあっても、保険を使用しなかった場合です。ごく軽微な損害だったので、保険の補償を使わずに自費で対応した場合などがそれにあたります。等級が下がることによる保険料負担の増加と比べて、自費負担のほうが少ない場合は、そういう判断もありえます。等級は下がるときには一気に3つ下がりますが、上がるのは1年に1つずつしか上がりません。事故による等級の低下は、向こう3年間の保険料に影響するのですから、ちょっとした事故なら保険を持ち出さないほうがいいこともあるのです。

次に、保険を使用したとしても事故の内容(使った保険の種類)によっては等級が変わらないことや、等級に影響する事故とは考えないという場合もあります。

搭乗者傷害保険や人身傷害保険、無保険車傷害特約などの請求のみが行われ、賠償責任が発生していない事故については「ノーカウント事故」と扱われます。これは事故がなかったものとして扱うということですので、ほかに事故がなければ、翌年には等級が上がります。(ノーカウント事故に対して、通常の、等級が下がってしまう事故を「カウント事故」と呼ぶこともあります。)

また、車両保険で補償される事故で、盗難や落書き、大風や火災などの被害の場合など、一定の条件内のものについては「等級据え置き事故」という扱いになっていました。保険が使用されても等級は変わらず、無事故ではないので、等級が上がることはありませんが、据え置き事故は年に何回あっても等級がそのままというしくみでした。ですが、こちらについては、先に述べた料率の改定とともに変更になり、据え置きではなく、1階級のダウンという扱いになってしまいます。

<コラム>ノンフリート等級とは何が「ノン」なのか

ところで、そもそも「ノンフリート」とはどういう意味なのでしょうか。ノンフリートがあるなら、ノンのつかないフリートもあるのか?という気がしますが、フリート契約という自動車保険の契約形態は存在します。

フリート(fleet)とは本来は「艦隊」などを意味する言葉で、たくさんまとまっているということです。自動車保険では、車が9台以下のものをノンフリート契約、10台以上のものをフリート契約としています。ですから、個人の自動車保険は基本的にノンフリート契約であって、フリート契約はおおむね法人用です。フリート契約は保険料は安いですが、事故が起きたときの次年度以降の割増率が高い、ノンフリート契約とは違う料金体系になっています。

管理人のおすすめピックアップ
今回、自動車保険会社14社から、ほぼ同じ補償内容にして実際に見積もりをとったところ、一番高い保険会社と安い保険会社で、191,790円もの保険料の差が出ました。自動車保険の見直し・新規契約の際には保険会社の一括見積もりがおすすめです。
保険見積もりサイト「インズウェブ」では、最大20社からの一括見積もりと、自動車保険一括見積り請求でもれなく500円分のマックカードをプレゼントしています。
 

Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>