自動車保険を独自調査でランキング~事故対応・ロードサービス・割引を比較~

自動車保険は非常に個人差のある性質の商品なので、極論を言うと、人によってベストな保険会社というのは異なりますが、当サイトでは、保険会社を「事故対応」「ロードサービス」「保険料の割引」という任意保険を選ぶ上での重要項目で評価し、おすすめの保険会社を選びました。

「事故対応」は初期対応がどんなものかに注目する

保険会社の事故対応

やはり、事故対応のクオリティは任意保険のキモと言ってもいいでしょう。各社のホームページを見ると、顧客満足度のアンケート結果などが載っていたりします。ですが、自社に不利な内容を掲載するはずもありませんので、加入前に本当のところを知るのは難しいものです。

事故対応の質の高さを知るポイントとしては、まず対応の迅速さがあげられます。すべての保険会社は「365日24時間事故対応受付」と打ち出しています。これなら、いつ事故があっても、どこの保険会社でも対応してもらえそうなイメージがありますが、「365日24時間『受付』」と「365日24時間『対応』」は違うことに注意してください。どの保険会社でも、受付自体はいつでもしてくれますが、実際に対応を開始してくれるのは、休日や深夜早朝の事故だと、すぐにというわけにはいかない場合もあるのです。

最近は、インターネットで事故の受付を行っている会社もあります。事故は緊急性が高いので、普通は電話で連絡すると思いますが、ネットで受付ができる保険会社は、その後のやりとりや経過の確認などをネットでできるので、その点で便利です。

サービスセンター(事故対応センターなどと表現されることも)などの拠点数の多さがアピールされていることもありますが、代理店の数を数えていたり、単に支店を対応センターとしていたり、ロードサービスの拠点と区別がつかなかったり、有用な情報と言えるかどうか疑問です。拠点数が多いからといって事故対応が良いとも限らないのではないでしょうか。

対応の体制についても、気になるところでしょう。いくつかの保険会社は「1事故1名の担当者」が責任をもって対応することを打ち出しています。「チームで対応する」と謳っているところもあります。これらは、しかし、その担当者やチームの動き次第なので、一概にどちらがいいとも言えないのですが、はっきりと1名の担当者が特定されていれば、窓口が一本化されてなにかとやりとりしやすい、ということはあるでしょう。外資系の保険会社は1名担当制を打ち出していることが多いようです。

担当者が事故現場に駆けつけてくれたり、加入者の自宅を訪問してくれることをアピールしている会社もあります。実のところ、保険会社の担当者が事故現場に急行したからといって特にメリットはありません。むしろ、事故直後の措置は警察などに任せておいて、保険会社とは連絡がつけばそれで済むことがほとんどでしょう。それでも、誰かがそばにいてくれると安心できるというのも人情です。サービスクオリティのひとつの目安にはなるかもしれません。

上記のような視点について、任意保険を扱う20社の保険会社について各社のサイト上の表記を調べて、一覧にしてみました。

保険会社 初期対応に関する特記事項 ネットでの事故受付 担当者の
訪問・面談
事故対応の体制
アメリカンホーム保険 9時~22時の受付は当日中に報告。21時までの受付は当日対応。 特に記載なし 1名の担当者
アクサダイレクト 9時~17時の受付は当日対応。 希望により訪問サービスあり。 1チームで担当
イーデザイン損保 9時~21時の受付は当日対応。 特に記載なし 1チームで担当
エース保険 - 特に記載なし 1名の担当者
セコム損保 原則として事故受付翌日までに対応。翌日が休みとなる場合は当日中に初期対応。 - 希望により「セコムの警備員」が現場に急行。 特に記載なし
ソニー損保 0時~20時の受付は当日対応。平日の9時~17時の間の受付は3時間以内に担当者決定。 - 希望により訪問サービスあり。 1名の担当者
チューリッヒ - 特に記載なし 1チームで担当
三井ダイレクト 19時までの受付は当日対応。 - 希望があれば当日急行可能(21時まで)。 「専任担当者」が担当
そんぽ24 特に記載なし 1チームで担当
SBI損保 9時~21時の受付は当日対応。 希望により訪問サービスあり。 1チームで担当
セゾン自動車火災 - 特に記載なし 1名の担当者
ゼネラリ - 特に記載なし 1名の担当者
朝日火災 特に記載なし 特に記載なし
共栄火災 希望により訪問サービスあり。 特に記載なし
損保ジャパン 24時間対応可能 希望により訪問サービスあり。 特に記載なし
東京海上日動 - 特に記載なし 特に記載なし
日本興亜損保 24時間対応可能 - 特に記載なし 特に記載なし
富士火災 24時間対応可能。1時間以内に初期対応状況を連絡。 - 48時間以内に担当者が自宅を訪問。 特に記載なし
あいおいニッセイ同和 希望により訪問サービスあり。 特に記載なし
AIU保険 特に記載なし 1名の担当者

対応のスピーディーさは、外資系やダイレクト系の保険会社が強くアピールしている部分というイメージがありましたが、損保ジャパン、日本興亜損保、富士火災で24時間初期対応が可能との表記がありました。はっきりと時刻では表示していませんが、セコム損保も柔軟に即日対応が可能な打ち出しになっています。

対応時刻が限られている場合、初期対応可能な時刻が遅いのはアメリカンホームダイレクト、アクサダイレクト、イーデザイン損保、SBI損保の21時まで受付。次いでソニー損保は20時まで受付可能です。SBI損保とソニー損保は担当者が訪問してくれるサービスもあるので、総合的には事故対応が手厚い印象です。

また、富士火災は「1時間以内に初期対応状況を連絡」するとしています。ソニー損保も「平日9:00~17:00の間の受付は3時間以内に担当者決定」と謳っており、こうした具体的な対応内容が明示されているのは安心感があります。

事故対応を重視したい場合は、ダイレクト系ではアクサダイレクト、ソニー損保、大手損保では損保ジャパン、富士火災といったところに注目してみて下さい。

「ロードサービス」はレッカー移動や給油が無料かどうかを比較

保険会社のロードサービス

任意保険にはロードサービスがついているのが普通です。保険会社によってはロードアシスタンスなどとも呼ばれます。日常で起こる車のトラブルについて、対応してくれるサービスで、代表的なものとしてはキーの閉じ込みへの対応、バッテリーあがりの際のジャンピング、ガス欠時の給油サービスなどがあります。

ほぼすべての任意保険にセットされているロードサービスでは、おおむね以下のような作業は無料で行ってもらえます。(※部品交換が必要になる場合、部品代は必要。保険会社によってや、状況によって有償のサービスとなるケースもあります。)

キーの閉じ込み キーの閉じ込みへの対応
バッテリーあがり バッテリーあがりの際のジャンピング
スペアタイヤへの交換 スペアタイヤへの交換(すでに積んでいるタイヤとの交換。パンク修理は含まない)
脱輪、乗り上げ 脱輪、乗り上げの場合の車両引き上げ・引き下げ
冷却水の補充 冷却水の補充
オイル漏れ オイル漏れ点検補充
バルブ、ヒューズの取り替え 各種バルブ、ヒューズの取り替え
ボルトの締めつけ ボルトの締めつけ
サイドブレーキの固着解除 サイドブレーキの固着解除

各社によって対応が変わるものとしては、以下のものがあります。

レッカー移動 レッカー移動
給油 ガス欠時の給油
宿泊費・交通費の補償 事故・故障の際の宿泊費・交通費の補償
GPSによる位置確認 GPSによる位置確認サービス

レッカー移動は無料で対応可能な距離が異なります。原則、各社の提携工場までのレッカーとなっており、利用者が指定した工場までだと有償になる場合もあります。

ガス欠時の給油は、ガソリン代を実費としている場合と、無料でとしている場合があります。無料の場合、10リットル程度の提供がほとんどで、無料提供は保険期間1年間に1回だけというのが一般的です。

事故や故障で車が動かなくなってしまい、目的地にたどりつけなかったり、帰宅できなくなった場合に、宿泊代や交通費を補償してくれるサービスもあります。どんな場合でもいいということはなく、たとえば「自宅から○km以上離れている場合」などの利用条件、補償される金額の上限が各社ごとに決まっています。それでも、このサービス自体がないところも多いので、有無はサービスの手厚さを測るひとつの目安です。補償サービスがない場合、宿泊先の情報提供などを行ってくれるというところもあります。

GPSによる位置確認サービスは、見知らぬ土地での事故や故障の際に便利ですが、対応しているところとそうでないところがあるようです。

対応状況が異なる各社のロードサービスについて、各社のサイト上の表記を調べて、一覧にしてみました(サイト上の表記をもとにしています。表にない内容でも対応してもらえることもあります)。

保険会社 レッカーサービスの
無料距離
給油サービス 事故の際の宿泊費・交通費 GPS位置確認サービス
アメリカンホーム保険 50kmまで無料 実費で対応 情報提供のみ
アクサダイレクト 35kmまで無料 実費で対応 宿泊費1名1泊15,000円(税込)、2泊を限度に支給。
旅行を継続または帰宅する場合の交通費を支給。
イーデザイン損保 30kmまで無料 10リットルまで無料 情報提供のみ
エース保険 50kmまで無料 10リットルまで無料 同乗者全員分の宿泊費用(一泊分)を、1名につき10,000円を限度に支給。
やむを得ず24時間以内に帰宅する場合に帰宅費用を、1名につき20,000円を限度に支給。
セコム損保 50kmまで無料 実費で対応 情報提供のみ
ソニー損保 35kmまで無料 実費で対応 1泊の宿泊費用を車検証記載の定員数まで限度額なしで支給。
トラブル現場から自宅または目的地までの交通費を限度額なしで支給。
チューリッヒ 100kmまで無料 10リットルまで無料 1泊の宿泊費用を車検証記載の定員数まで限度額なしで支給。
トラブル現場から自宅または目的地までの交通費を限度額なしで支給。
三井ダイレクト 30kmまで無料 実費で対応 同乗者全員分の宿泊費用(一泊分)を、1名につき10,000円を限度に支給。
帰宅する場合に帰宅費用を、1名につき20,000円を限度に支給。
そんぽ24 15kmまで無料 実費で対応 同乗者全員分の宿泊費用(一泊分)と、帰宅する場合の帰宅費用を支給。
SBI損保 距離無制限で無料 10リットルまで無料 同乗者全員分の宿泊費用(一泊分)を、1名につき15,000円を限度に支給。帰宅する場合に帰宅費用を、1名につき20,000円を限度に支給。
セゾン自動車火災 費用にして15万円相当ぶんまで無料 10リットルまで無料 同乗者全員分の宿泊費用(一泊分)を、1名につき10,000円を限度に支給。帰宅する場合に帰宅費用を、1名につき20,000円を限度に支給。
ゼネラリ 20kmまで無料 20リットルまで無料 同乗者全員分の宿泊費用(一泊分)と、帰宅する場合の帰宅費用を支給。
朝日火災 60kmまで無料 実費で対応 情報提供のみ
共栄火災 50kmまで無料 10リットルまで無料 記載なし
損保ジャパン 30kmまで無料 10リットルまで無料 記載なし
東京海上日動 費用にして10万円相当ぶんまで無料 10リットルまで無料 記載なし
日本興亜損保 50kmまで無料 実費で対応 同乗者全員分の宿泊費用(一泊分)と、帰宅する場合の帰宅費用を支給。
富士火災 距離に関して記載なし 費用に関して記載なし 同乗者全員分の宿泊費用(一泊分)と、帰宅する場合の帰宅費用を支給。
あいおいニッセイ同和 60kmまで無料 10リットルまで無料 記載なし
AIU保険 距離無制限で無料 10リットルまで無料 記載なし

レッカーサービスの無料距離は、長いほどよい、ということになりますが、ソニー損保の調べによると、同社でレッカーサービスを利用したケースの9割は30km以内だったそうです。他にも30kmまで無料としている会社が多いことから、どうやらこのあたりが一般的に必要なレッカーサービスの基準と言えそうです。

給油は無料で、GPSの位置確認サービスや宿泊費の補償もあるに越したことはない、と考えると、レッカー距離が30km以上無料で、残りのサービスにすべて対応しているロードサービスはチューリッヒとSBI損保のふたつです。次いで、あいおいニッセイ同和、AIU保険などがロードサービスの充実度でいうと挙がります。

なお、ロードサービスについては、任意保険を「2年目以降継続」すると、より有利なサービスを受けられるとしている会社があります。たとえばアクサダイレクトは、1年目はガス欠時の給油は実費ですが、2年目以降には無料になります。この点は見直しのときなどに重要になってくるでしょう。

「保険料の割引」は自分が適用されるかをチェック

保険会社の割引制度

保険料は少しでも安いほうが嬉しいもの。ですが保険料は同じ保険会社でも加入者の条件によって大きく変動しますから、料金を確かめるには見積もりをとることが必須です。最近は大半の保険会社がインターネットでの見積もりを受け付けており、個人情報を入力しなくても必要な情報を入れれば保険料を試算してくれます。ネットの見積可能な保険会社14社について、実際に同じ条件で見積もりをとって料金を比較・検証してみましたので参考にして下さい(※「保険会社14社で自動車保険の見積もりを比べてみました!」)。

また、保険会社ごとに、さまざまな割引を実施していることがありますので、割引のある保険を選ぶことで保険料を抑えられる可能性があります。

最近は、保険料を加入者の条件を細かく見定めることで決めていく「リスク細分型保険」が主流です。その一環として、細かな条件で、多種多様な割引が用意されています。たとえば、以下のような割引があります。

走行距離割引 走行距離を区分で分けて少ないと割引が適用されます。
ネット申込割引 インターネットからの申込みで割引があります。
電子証券割引 紙の保険証券を不要として、ネットでの確認とすると割引があります。
セカンドカー割引 すでに任意保険に加入している会社で2台目の保険に入ると割引があります。
ゴールド免許割引 免許証がゴールド免許だと割引があります。
新車割引 新車(購入後○か月以内など、規定があります)だと割引があります。
エコカー割引 電気自動車、ハイブリッドカーなど、規定の車種だと割引があります。
福祉車両割引 福祉車両だと割引があります。
ABS・エアバッグ割引 ABS、エアバッグなど安全装置がついていると割引があります。
イモビライザー割引 イモビライザー(盗難防止装置)がついていると割引があります。
早割 保険の責任開始日よりも早めに申し込むと割引があります。

各社の保険でどのような割引が実施されているのかを一覧にしました。(割引の名称については保険会社によって異なることがあります)

保険会社 走行距離割引 ネット申込割引 電子証券割引 セカンドカー ゴールド免許 新車 エコカー 福祉車両 ABS・エアバッグ イモビライザー 早割 その他の割引
アメリカンホーム保険
アクサダイレクト
イーデザイン損保
エース保険
セコム損保
ソニー損保 くりこし(継続時に、前年度の状況に応じて割引が適用されます)
チューリッヒ
三井ダイレクト
そんぽ24
SBI損保
セゾン自動車火災
ゼネラリ ステーションワゴン割引、免許取得から3年以上だと割引
朝日火災
共栄火災
損保ジャパン
東京海上日動
日本興亜損保
富士火災
あいおいニッセイ同和
AIU保険 障害者割引

合致する条件がある場合は、こうした割引が利用できることも考慮して保険会社を選ぶと良いでしょう。中でも割引率が大きいのは走行距離割引です。ソニー損保では、年間7000km以内だと保険料30%割引と謳っています。年間7000km以内とは、月の走行距離はおおよそ580km。週末にドライブに行く程度の利用があてはまるとしています。

この表は、サイトで特に「割引」という形で打ち出されているものをまとめましたが、割引と謳っていなくても、保険料の算出には考慮されている場合があります(特にゴールド免許など)。

総合評価 まとめ
今回、ネットで見積もりをとることのできた各社については見積もりの結果の保険料、サイトに提示されているロードサービス内容の充実度、コールセンターに電話をして質問をしてみた印象を独自に評価してみました。その評価を比べてみると以下のようになります。

保険会社 事故対応評価 ロードサービス
評価
割引評価
アメリカンホーム
ダイレクト
★★★ ★★
アクサダイレクト ★★ ★★ ★★
イーデザイン損保 ★★ ★★ ★★
エース保険 ★★
セコム損保> ★★
ソニー損保 ★★★ ★★ ★★★
チューリッヒ ★★★ ★★★
三井ダイレクト ★★ ★★
そんぽ24
SBI損保 ★★★ ★★★ ★★
セゾン自動車火災 ★★ ★★
ゼネラリ ★★
朝日火災 ★★
共栄火災 ★★
損保ジャパン ★★ ★★ ★★
東京海上日動 ★★ ★★★
日本興亜損保 ★★ ★★
富士火災 ★★
あいおいニッセイ同和 ★★ ★★ ★★
AIU保険 ★★ ★★

総合的に見て高評価なのはセゾン自動車火災、エース保険、三井ダイレクト、ソニー損保ということになりました。保険料の安さに注目するならアメリカンホーム、ロードサービスの充実度ではチューリッヒも好評価です。しかし、保険は非常に個人性の強い商品です。割引が豊富にある保険会社でも条件にあてはまらなければ安くならないのですし、実際の保険料は見積もりをとらないとわかりません。また、各自、ゆずれないポイントがあることと思います。たとえば、事故時は担当者が訪問してくれるサービスは絶対欲しい、などといったことです。あまり車に乗らない人、遠出はしないという人なら、ロードサービスの充実度はあまり気にする必要はないかもしれません。考え方としては、以下のような手順で固めていくのがおすすめです。

<1>必要な補償内容をだいたい決める。

<2>事故対応について、サイトなどで詳細をチェックし、ここならと思えるところをピックアップする。この時点で、一括見積もりサイトなどで概算の見積もりを依頼しても構いません。

<3>数が多い場合は、自分が適用を受けられそうな割引のある会社を絞り込む。

<4>2~3社の候補まで絞れたら、詳細な見積もりを依頼する。

管理人のおすすめピックアップ
今回、自動車保険会社14社から、ほぼ同じ補償内容にして実際に見積もりをとったところ、一番高い保険会社と安い保険会社で、191,790円もの保険料の差が出ました。自動車保険の見直し・新規契約の際には保険会社の一括見積もりがおすすめです。
保険見積もりサイト「インズウェブ」では、最大20社からの一括見積もりと、自動車保険一括見積り請求でもれなく500円分のマックカードをプレゼントしています。
 

Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>